レーダーによる地中探査
地中埋設物探査では地中探査レーダー、ピンポイントロケーター、レーリー波探査を実施しています。
0〜4.5m深さでは地中探査レーダー、ピンポイントロケーターを使用し空洞や地下水や暗渠、電線やガス管などが探査可能です。0〜40m深さではレーリー波を使用し橋台のベース板や管渠、大きな空洞など大きな埋設物の探査が可能となっています。
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・地中探査レーダー
アンテナから発信された電波が、地中の各部(土、石、管、空洞、地下水等)から反射し、反射電波の到達時間と強さを画像化し埋設物を探査します。
・ピンポイントロケーター
電気信号の出ている埋設物(電線、電話線、信号線等)の場合はその電気信号を受信し探査します。また電気信号を発信しない埋設物(ガス管、水道管、下水管等)は地上露出部(分岐弁、メータ線等)にレシーバーを装着し探査します。探査結果はレーダー、ピンポイントロケーター共に、深さ(頂部)と水位置を出力します。レーダーは空洞、緩みと地下水、その他埋設物(薬注跡、暗渠、石積み等)も可能です。 -
・レーリー波探査
起震器により震動を発生させ、その震動周波数を順次変化させて受信機ABへの震動伝搬時間差から土質状況を探査する方法です。埋設物と周辺材質とのレーリー波伝搬速度差から埋設物を探査します。橋台のベース板や管渠、大きな空洞、大きな地下水等の探査が可能です。レーリー波の性質上その他多種多様な埋設物にも対応可能です。